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ヤシガニの産卵は陸上、60年論争に幕…水産総研が撮影 (読売新聞) 食用目的などによる乱獲で絶滅が心配されている、ヤシガニが陸上で産卵している様子を、 水産総合研究センター西海区水産研究所石垣支所が世界で初めて撮影することに成功した。 英科学誌電子版に発表した。 日本では沖縄県などに生息するヤシガニは、幼生期を海で過ごし、成長すると陸上で生活することは 知られていたが、その産卵場所は不明で、1940年代から、陸上か水中か論争になっていた。 今回の成果をもとに、詳しい生態が解明されれば、人工飼育による繁殖などが期待される。 撮影したのは、今年6月5日未明、沖縄県竹富町の鳩間島(はとまじま)。 海岸線から3メートル離れた石灰岩の岩壁中腹にできた裂け目の奥で、卵を産んで腹に抱えている 様子をとらえた。 1か月ほど抱卵するという。 ヤシガニは、果物や死骸(しがい)などを食べる雑食性の甲殻類。 体重が3キロ・グラム以上に達し、陸上生活する甲殻類では世界最大で、西太平洋やインド洋の 島々に生息する。 沖縄県では最近、珍味として観光客の人気を呼んだり、ペットとして取引されたりして、乱獲による 個体数の減少や小型化が目立つという。 このため、環境省は、レッドリストの絶滅危惧(きぐ)2類(絶滅の危険が増大している種)に指定している。 |
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